GIGAスクールは計画通りに進んでいるのでしょうか?

 小生は近くの養護施設施設の4年生以上の小学生(6人)を対象にボランティアとして2週に一回のペースでこの春からプログラミング教室を開いています。

 

既にタブレットは一人一台が配布されています。機種はChromeBookです。

当初は基本的な事項と、興味を持ってもらうために様々なゲームなどを取り入れてきました。

 最近になって、Scratchを始めようと課題を作成しました。しかし、Scratchに関しての経験や知識はほぼ皆無でした。小学5年生では算数の時間に正多角形を作成することが学習指導要領で示されていますが、6年生の子もまだ習っていないと言います。これには、大変驚きました。GIGAスクール構想のプログラミング的思考を育む活動はどうも行われていないことが解りました。

 子供たちの説明によると、「コンピュータ室があった頃は、担当の先生から教わっていたが、今は先生との連絡(クラスルーム)やコロナの影響下でオンライン授業などでの利用が大半で、プログラミングには使用していない」ようです。

 コンピュータ室があったころは、専門の先生が担当していたと思われます。しかし、タブレットが配布され、クラス担任が担当することが求められるた今日において、プログラミング的思考を追求することは大変に重荷になっているのではと危惧します。

 これがごく一部の小学校の問題なのか、全国的な状況なのか文科省からの情報はありません。

 コミュニティスクールにおいて、学校のニーズと市民のシーズのマッチングが可能であれば上記の問題は改善すると考えられます。しかし、コミュティスクールのメンバは、教育委員会の推薦によるもので、地区の名士(元PTA会長とか)とかがメンバーとなる。このことは、往々にして校長の求めるニーズに対して応えられない集団である場合があると思われる。教育委員会のメンバがニーズとシーズをマッチングするコーディネータのスキルを持ち合わせているとは余り期待できない。

 現実問題として、どうなのか、現場の声を発していただけませんか。